女性から男性のトランスジェンダーってどんなものなの?

女性から男性のトランスジェンダーはなんと呼ぶの?

トランスジェンダーと呼ばれる方々は、大きく2つに分けると男性から女性、女性から男性の体の2タイプがあります。女性から男性の人については、主にFemale to Male、FtMと呼ばれることが一般的です。俗な呼び方で、オナベ(オカマ=お釜に対応してオナベ=お鍋)というのがありますが、かなり失礼な呼び方なので、当事者の方に使うのはやめましょう。

女性から男性のトランスジェンダーってどうやってなるの?

基本的に、女性から男性のトランスジェンダーの方の性別違和の治療は、
病院で性別違和の診断をもらうなどして男性ホルモン投与開始
→乳房除去手術
→子宮と卵巣の除去&男性ホルモンで肥大したクリトリスと自己移植した皮膚を用いての男性器作成手術
の流れをたどります。
全ての手術を合わせて性別適合手術と呼びます。昔は性転換手術と言いましたが、今はこちらのほうが正式名称です。

女性から男性のトランスジェンダーって逆とどう違うの?

性別違和に苦しんでいる点では同じですが、生物学的、医学的には大変な部分がずいぶん異なります。
例えば、FtMの方は、子宮と卵巣の摘出のため開腹手術をするので、手術のときの肉体的負担はそこそこ大きいです。
しかし、男性ホルモン投与の時点では、生殖能力が失われることはありません。
体つきは男性的になればもう戻りませんが、子宮と卵巣が残っていれば、男性ホルモン投与をやめて数ヶ月で生理が戻りますし、妊娠も可能です。
海外ではFtMの男性の出産事例まであります。
対して、男→女の場合、つまりMale to Female(MtF)の方は、女性ホルモン投与の時点で生殖能力を失うことを覚悟しなければなりません。
実際、投与数ヶ月で精子の量は激減し、投与をやめても2度と精子数はもとに戻りません。
また、MtFの方の場合は、現在主流の手術法では開腹手術の必要はありません。
ただし、手術で作った膣を広げて保持するために、手術後しばらくはダイレーターという棒を入れておくことが必要で、これが煩わしく、生活に支障をきたす事も多いです。

女性から男性のトランスジェンダーの人とどう接すればいいの?

女性から男性のトランスジェンダーの人は、女性の姿と体をして暮らしていた経験があるだけの男性です。ですから、いろいろな人がいます。
その人を構成する要素はトランスジェンダーだけではありませんので、その人自身と接してください。