バレてもバレない本

lgbtのgの本全滅

何十年もの忘れる程前に、駅構内で何やら見慣れない本が置いてあるのを発見したのですが、表紙に太ったおじさんの独特なイラストが描いてあり、理解の範疇を超えていて、興味本位でページをめくってしまい衝撃が走ったのを覚えています。

写真の頁が続いたのですが、めくる度に、太ったおじさん同士が裸で抱き合っていたり、全裸で寝て下腹部にガーゼがかけてあり、なんでおじさんが裸でガーゼ?と理解出来なかったのですが、なんとなくこれってホモ(ホモと言うと差別的でしたが、その頃にはゲイという言葉を知りませんでした)雑誌で、小学生の頃に友人が「サムソンかお前は!」云々と謎のおふざけが流行っていたので、怪しい本の正体が何となくわかりました。
小学生の頃はクラスメイトの遊び友達と空き地で何故かゴルフをやったりしていたのですが、かなりの確率でエロ本が落ちていて、自分たちで作った秘密基地に隠して皆で観てふざけながら喜んでいました。それがエロ本とlgbtの本(真面目ではない本)との初めての出会いでした。

普通は男と女のエロ本を皆でみていたのですが、何でおじさん同士がキスしたりガーゼかけたり、理解不能な体験です。

アメリカ軍基地側で育って

幼稚園の頃に米軍基地のそばに引っ越してきたため、近所のマンションの大部分が米軍基地で働くアメリカ人が住んでいて、また悪い遊び友達とマンションの構内に入って、ゴミ捨て場あたりが荒らされているのを詳しく皆で調べたら、アメリカ直輸入の無修正のヌード雑誌が沢山ゴミ袋からなだれ落ちて来ました。

これも小学生としてはかなりのショックで、無修正の雑誌で、しかも外人のヌード雑誌であったため、皆で意気投合して雑誌全部を秘密基地に運んで、興味津々で驚きながらたまに皆で見にいったり、宝物として秘密基地に隠しておきました。

殆どが女性のヌード写真ばかりで、男友達ばかりだったので、その頃には女性の大切な所な黒く塗りつぶされている物しか見た事が無かったので皆黙ってページをめくっていました。

その中に一冊だけ男性ヌードの本が一冊紛れていて、小学生としては女性の本も男性の本もある事に不思議は無かったのですが、誰かが「この本の中で、どれが一番好き?」という質問をした人がいて、皆に人気の女性の本に投票が集中し、2人くらいだけが男性の本を指差していました。特に何の意味もない多数決でしたが、男性の本に興味を持った人がいた事が不思議でした。

まだ幼い子供たちだったので、深い話になる事もなく、秘密基地からも消えてしまいました。その数年後に、サムソンというゲイ雑誌を見つけたのです。