ファッションとしての香り

第二次香水ブーム

香水は元々はギリシャで初めて作られた歴史がありますが、シャネルやディオールといったハイブランドで独自の発展を遂げたため、現在でもフランス語の呼び方が使われています。

香水(Parfum)・オードトワレ(Eau de toilette)・オーデコロン(Eau de cologne)といった物が何十年も前から愛用され、数年前からまたディオール(シャドール)を筆頭にシャネル(チャンス)もテレビコマーシャルを流す様になり復活ののろし。
Eau deというのは[〜の水]という意味で、香りの強さの調整がされています。

香りの強さ(濃度)によって、パルファム(原液)・オードパルファム・オードトワレ・オーデコロンと呼ばれ、コロンは更に昔に流行り、二丁目のバーでよく香りがひていたのはだいたいが、オードトワレで、流行りの始まりはシャネルのエゴイストというオードトワレが発売してされた時だったと記憶しています。センセーショナルなコマーシャルとネガティブなワードのエゴイストというネーミングで話題になり、ユニセックスの香りとして一気に香水流行りが進みました。

デパートの1Fは前は化粧品売り場中心でしてたが、ガラスケースの中に綺麗なデザインのガラス瓶に入ったら香水の類いが並べられ、テスターを小さな紙に吹き付けて香りを確かめて買うというシステムです。

香水は単品の香りも大切でしたが、体(手首と耳たぶの後ろ)に付けた時に体温とそれぞれの人の皮膚のタンパク質との化学合成で香りが各々で変わるといった性質を持ち、つけた人によって微妙に変わるという特性が唯一無二という感覚を楽しめたのも流行った理由の一つです。

記憶に残っている限りでは、高校生の時に兄や姉がいる同級生同士で香りを学校に持ち込みあって、授業中に先生の目を盗んで、スプレーしてお互いの持ち寄ったテスターのアンプルを交換しあったりして楽しかったです。その時の友人は男でしたが、女性の間よりも男の間で流行っていた印象です。先にも書いたオーデコロンも少し尖った男性が香り(むしろ臭い)をプンプンさせて目が痛くなった子供の頃の思い出もあります。子供なのに記憶に残るという香りの凄さ!