トランスジェンダーとバイセクシャル

同じ?違う?

トランスジェンダーとバイセクシャル。同じようなものだと思っていた時期が私にありました。
私自身はバイセクシャルであり男性も女性もそういう目線でも見れますし、友人として接する事もできるという人間です。
バイセクシャルは【男性と女性両方に恋愛感情及び性的欲求が向く】ものとされています。その辺の説明には納得してます。
一方トランスジェンダーとは【狭義では自分が思う性と身体の性が違うこと。広義では狭い意味でのトランスジェンダーにトランスセクシャル(※1)とトランスヴェスタイト(※2)を合わせた】ものとなっています。
よくよく読むと違うのか同じなのか分からなくなってきますが、【自分の性自認が、身体と一致していないことに嫌悪感や違和感がある状態】の事をトランスジェンダーというのでしょう。

※1身体の性と性自認が一致していない事に対して嫌悪感や違和感がある状態。※2性自認と身体的性は一致しているけど、それと違う服装を身につける状態。

かつては私もトランスジェンダー?

思い起こしてみれば、中学校から高校生の時期に制服を着ることがとても苦痛だった時期があります。
スカートを履くこと、女性らしい格好をすること、それが人目にさらされること。それが酷く苦手でした。
夏でも脇をだしたり、膝丈より下の肌を出すことにも苦手意識が存在していました。
それが女性である事の嫌悪感だったのか、今思い出そうとしても微妙な気持ちになるのです。
ちょうどこの時期は第二次成長期。女性らしい身体が作られる時期でもありますね。
生理も始まり、胸のふくらみも出てきて、身体や心が不安定になる時期でもあります。それが第二次成長による精神的不安定さから来たからなのか、それともトランスジェンダーとなっていたのか。

過ぎ去ってしまった事であるので、無理に決めなくていいのではないかとは思います。
ただ、そのような事があったという事実は変えられないし、そんな自分も私自身であるのなら認めてあげることは可能なのではないでしょうか。
もともとボーイッシュな格好が好きだったので制服を着る=スカートを履く=嫌な感じ。
という方程式になかなか気づきにくい環境だったと思われます。母親も率先してスカートを履かせる人ではなかったので。それが良いかどうかは結果論としては、有難かったですが。