【進学】トランスジェンダーの人が大学を受ける際の不安や苦痛【受験】

トランスジェンダーの人たちが大学受験をする際に懸念材料がある

トランスジェンダーの人たちと大学に関するトピックと言えば、多くの場合は女子大が取り上げられます。
女子大がトランスジェンダーの人たちを受け入れるか?どうか、という点において議論されることが多いです。
しかし、トランスジェンダーの人たちにとっては、別の側面に関して大学における問題を抱えている場合があります。

それが大学を受験するときであり、彼らにとっては大学受験において問題が生じているのです。
トランスジェンダーの人たちの場合には、一般の人たちであれば通常生じない悩みを大学を受ける際に抱えることになります。

トランスジェンダーの人たちが大学受験をする際に生じる名前と見た目の問題

トランスジェンダーの人たちも、そうじゃない人と同様に大学を受験することがありますが、実際に受験会場にいるときには特定の問題が生じます。
それは試験官が本人確認をするために受験票と実際に受験している人物を見る際に起きます。
試験官は受験票に載っている情報とそこにいる受験生の見た目を照らし合わせて、替え玉じゃないか?などの確認をしますが、トランスジェンダーの人の場合には、別人に思えてしまう可能性が考えられます。

トランスジェンダーというのは、自分で思っている性別と戸籍上の性別が違う人を指しています。
つまり、例えば戸籍上は男でも自分は女だと思っている場合があり、その場合には服装などが女性のものになっているという可能性が考えられます。
しかし、受験票の名前を見れば男か?女か?というのはだいたい判断でき、名前は明らかに男なのに、見た目が女に見えるといった状況が試験官には訪れるのです。

それがきっかけで不正を疑われてしまうなどの可能性がありえるので、この部分というのはトランスジェンダーの人たちにとっては無視できない状況と言えます。
トランスジェンダーを含めたLGBTの人たちへの理解が徐々に社会で進んでいるとはいえ、大学を受ける際に完璧な対応がされているとは言えないです。

したがって、少なからずトランスジェンダーの人たちにとって不都合な状況が存在している可能性は否定できません。
大学ごとに対応が異なるはずですが、結果的にトランスジェンダーの人たちが不利を受けるような状況に遭遇する可能性はあるということです。