ジェンダー意識の明るい変化の実感

でも、過去のジェンダー意識に戻りたくはない

時代が令和になろうかという頃、偶然昔読んでいたマンガが見つかり、久しぶりに読む機会がありました。
その中でゲイ(作中では揶揄の意味を込めてホモ呼びされていた)のキャラがおり、気に入った男性にとびかかる描写がギャグとして扱われていました。

同時期の他の漫画でも仲の良い男性キャラ二人が「ホモ」と呼ばれ笑いの的にされており、
「この漫画で私は笑ってたんだよね?今だったらめちゃくちゃ嫌な思いをさせるし、絶対炎上するネタだ」とびっくりしました。
自分と異なる未知の存在は笑っていいもの、そんな空気が普及していた時代だったのです。

今は性別や性的嗜好を問わず「人間は個として尊重されるべき」との意識が若い世代を中心に根付きつつあります。
非常に喜ばしいことであり、人権のひとつとして平等なジェンダー意識も守られていってほしいと願います。

ジェンダー意識のアップデートを常に心がけよう

それでも、万人が安心して生きるためのジェンダー意識の浸透はまだ遠いのが実情です。
ネットがある限り簡単に対立は生まれますし、自分のプライドを保つために他人の全てを否定するような人も、悲しい事になくなりはしません。

人が生まれ持って有する生命としての肉体のジェンダーを中心に、社会基盤が作られ生活が回っていきます。
力仕事を体力のある男の役割だ、と考える人がまだまだ多数です。
そんな中で私たちにできることは、一人でも多くの人が幸せな生活をおくれるよう、ジェンダー意識を更新、アップデートし続けることではないでしょうか。

様々な価値観・ジェンダー意識を持つ人の声に耳を傾け、過ちを繰り返さないよう地道な努力を積み重ねていきたいものです。