ジェンダー不平等指数とは?男女格差の国際的な指標

ジェンダー不平等指数とは何か

ジェンダー不平等指数とは、英語でGender Inequalty Index(GII)と表記され、各国の男女の不平等を測る指数のことです。
国連開発計画(UNDP)が、リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)、エンパワーメント、労働市場への参加の3つの側面について、国際統計を用いて2010年から算出しています。
リプロダクティブ・ヘルスについては、妊産婦死亡率と、若年妊娠出産率(15~19歳の女性の出産率)が指数に用いられます。
エンパワーメントについては、国会議員の男女比と、男女の中等教育(中学校・高校)・高等教育(大学・大学院)進学率が測定されます。
労働市場への参加については、女性の就労率が指数化されます。
各国の指数は、0から1までの間の値を取り、0に近づくほど平等の度合いが高く、1に近づくほど男女が不平等であるといえます。
2018年の日本のジェンダー不平等指数の値は0.103で、世界160か国中22位でした。